知ってる?パイナップルのいろいろ

パイナップルは、熱帯アメリカ原産のパイナップル科の多年草。単にパインと略して呼ばれることもあるほか、昔は鳳梨とも呼ばれていました。また、果実だけをパイナップルと呼び、植物としてはアナナスと呼ぶこともあります。パイナップルの歴史は古く、原産地はブラジル、パラナ川とパラグアイ川の流域地方であり、この地でトゥピ語族のグアラニー語を用いる先住民により、果物として栽培化されたものだそうです。15世紀末、ヨーロッパ人が新大陸へ到達した時は、既に新世界の各地に伝播されており、クリストファー・コロンブスの第2次探検隊が1493年11月4日、西インド諸島のグアドループ島で発見してからは急速に他の大陸に伝わりました。日本には1830年東京の小笠原諸島・父島に初めて植えられたという記録がありますが、1845年にオランダ船が長崎へもたらしたという記録もあるそうです。パイナップルの栽培適地は年平均気温摂氏20度以上で年降水量1300mm内外の熱帯の平地から海抜800mくらいまでの排水の良い肥沃な砂質土壌です。2010年代の生産量の多い国は、タイ、ブラジル、コスタリカ、フィリピン、インドなどです。パイナップルはビタミンA1・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・ビタミンGを多く含み、酸味部分はクエン酸、リンゴ酸、酒石酸を含んでいます。

 

お肉と一緒に食べると効果的なパイナップル

糖分はショ糖・ブドウ糖・果糖などが多く含まれ、さらにはタンパク質分解酵素ブロメニンを含んでいます。パイナップルは下痢・消化促進・消化器障害・食欲増進などに対して効果があります。特にタンパク質分解酵素ブロメニンの効果が高く、消化を助け、腸内の腐敗産物を分解し下痢・消化不良・ガスの発生を抑える・便通をよくするといった消化器障害に対しての改善効果が望めます。パイナップルはそのままカットして果肉を食べるのも美味しいですが、中華料理の酢豚に加え献立の一品にするのもオススメです。豚肉とパイナップルの甘酸っぱさがよく合い、分解酵素のブロメリンが豚肉の消化を助けてくれるという実に理にかなったおかずになるのです。ただし調理の際に加熱しすぎると分解酵素のブロメリンの働きが失われてしまうので、肉と一緒に炒めるのではなく最後にサッと温める程度に調理するのがコツです。他にパイナップルを使ったスイーツとして、鳳梨酥というものがあります。鳳梨酥は台湾の銘菓で、パイナップルジャムとバターで作った餡をクッキー生地の皮で包んで焼いたもので、日本では一般にパイナップルケーキと呼ばれています。こちらもおやつとして食することで栄養を摂取できるためオススメです。